エフェクトを用いたサウンドの微調整

MASSIVE X のエフェクトは斬新なサウンド生成、または一般的なサウンド処理の両方で活用できます。このセクションではインサートエフェクトとステレオエフェクトを用いたサウンドの設定方法を解説します。

注: このセクションを前セクションを飛ばして読み始めた場合、またはサウンドをリセットする必要がある場合は、プリセットメニューの Quickstart カテゴリーから QSG - 02 Effects をロードしてください。

インサートエフェクトの追加

インサートエフェクトはポリフォニックで、演奏ノートは個別に処理されます。これによりサウンド生成の一環としてエフェクトを活用することができるようになります。

このガイドでは Frequency Shifter を使用します。サウンドの倍音成分を解析し、生き生きとしたフェイズエフェクトとして活用することができます。

インサートエフェクト A のドロップダウンメニューを使用して Freq Shifter をロードします。
Routing ページに進み、 Wavetable オシレーター 1 (1 Oscillator) で最初のアウトプット配線をダブルクリックして既存の接続内容を削除します。その後 Wavetable oscillator 1 を Frequency Shifter (A F Shift) に接続し、Frequency Shifter を最初のアウトプットとします。
Frequency ShifterWide モードを無効にし、Feedback 値をあげ、Freq を少し下げることでフェイズエフェクト効果を追加します。ノートを演奏してエフェクト効果を確認してください。

ステレオエフェクトの追加

ステレオエフェクトは音声ルーティング内の最終アウトプットで使用してサウンドを補強します。このガイドでは Stereo Delay を使用します。このエフェクトは柔軟で操作が簡単なエコーエフェクトで、サウンドに空間を付加、またはリズミカルな効果を付加することができます。

Stereo Effect X のドロップダウンメニューで Stereo Delay を選択します。
Stereo Effect X で最初のアウトプット音声を受信することから、ルーティング設定内容は正常であることが確認できます。

Stereo DelayNeutral から Warm モードに切り替え Sync を有効にし、任意のリズムになるまででディレイタイムを設定します。ColorMix 値を下げ、エコーを元音から隔離してサウンドに深みを追加します。
ヒント: 他の Stereo Effects、VerbWanderlust モードを試してください。各パラメーターを設定して異世界リバーブを体現してください。